2019年の終わりに
今年の大晦日、外はとっても寒くてつよい風です。
風が雲を連れさり、葉を揺らし、きらきらとうつくしい陽を見せてくれています。
土間のテーブルで白湯を飲みつつみかんを食べながらMacに向き合っていたのですが思わず手を止めてシャッターを切りました。
今年の写真はこれにします。
きっと元旦はきれいな日の出となりますね。
まずはじめに。
いつも担当させていただいているいるお客さま、
そして関わってくださった全ての方に心よりお礼申し上げます。
今年もほんとうにありがとうございました。
振り返ったりするとすぐ涙ぐんでしまうな。
必要としてくださるあなたが、信頼してくださるあなたがいるからここが在ります。
感謝だけでは足りません、愛を送らせてください 笑
改めてこの場所を考えてみれば、
ここは旅の目的地や途中下車してみたくなるような場所ではないのかもしれません。
旅の途中、窓から何気なく目をやった先にあった風景。
心に残ることはないけれど、なんとなく懐かしくて郷愁を覚えるような場所、といったところなのかもしれません。
ここに広がる風景と静寂、余白という心地よさ、うつくしさ、
そしてこれからの可能性を、あしたのみんかという場を通して表現していくことが私の役割のように思っています。
そうと思っていても、独りよがりの迷走なのではないかと不安になるとき、
この場所が好きだと言ってくださる方々の想いがどれほど私の心に響き、日々の力をいただいているか計り知れません。
いや、ほんとうは言葉などいらないのです。
そういった気持ちが言葉など介さずとも私に十分に届き、私を奮い立たせてくれています。
ここでひとり仕事をしていると、日ごとに感度みたいなものが強くなってきているのを感じます。
それによって辛さを感じることもあるけれど、私はこれを自身の強みへと変えていきたいと思っています。
そしていつかこの場所を愛し、共鳴しあい、築きあげていく仲間と出会えることを願うようになりました。
きっと探さずとも、いつか出会えると分かるから、私は来年も淡々と日々の営みを続けていきたいと思います。
来年もいくつかの企画を予定しています。
どの企画も、やっぱりあしたのみんからしくやります。
どうぞ楽しみにお待ちくださいね。
では今年も最後のごあいさつはこの言葉で終えたいなと思います。
この場所があなたのあしたを照らす小さな灯りとなれますように
2019年12月31日 あしたのみんか 関 香織