遠い過去からの手紙
古民家を再生するに当たって、どうしても把握しておきたかった築年数。
しかし屋根裏に棟札は見つからない。市役所で調べてもらってもわからない。
もう何も手がかりがないと諦めていた矢先、家の奥深くから古い蓋つきの籐籠が出てきました。
中にはたくさんの古文書。そして偶然にも見つかったのがこの一枚です。
「建」それから「家」。この2文字を見て、これはこの家のことに違いないと胸が躍りました。
しかし、内容がわからない。
どうしたものかと思案していたところ、またも偶然に近所のおじいさんに「歴史民俗資料館」なる存在を教えていただいたのです。
早速持参し解読していただいたところ、
明治39年にこの場所に移築されたこと。
目通5尺(目の高さの位置の直径が約150㎝)の欅の木を用材として一緒に購入したこと。
祖父の祖父が購入したこと。
などを知ることができました。
ということは私は四代目のこの家の主のようです。
私なりの受け継ぎ方、ご先祖さまに喜んでいただけたらいいなと思っています。
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