あしたのみんか

暮らしのかたち

note date
2018.3.30
note index
民家日記『きのうのみんか』

事業を始めることを決意し、具体的に事業構想を書き始めたのは今から2年半ほど前になります。

形式も分からぬまま作った事業構想の資料に添付したのがこの写真でした。

 

昭和20年代ではないだろうかと親族から聞きました。

ということは、この場所に建てられてから50年後の姿。

 

お米を作り、野菜を育て、たばこを栽培していたと聞いたことがあります。

この辺りのほとんどの農家はそうやって生計を立てていたそうです。

生活と仕事が共にあった。

この時代、多くの民家が小屋や納屋、蔵を所有していた理由はここにあります。

 

そして巡り巡って現在、私も小屋を建てています。

しかも写真と同じ母屋の前に。

この写真に合わせたわけでもなく、計画を進めた結果の偶然でした。

(当初は母屋の中にヘアサロンを作る計画でした)

時代が変わって暮らし方も変わった。

だけど、もしかしたら、この場所で生きていくことの何か「変わらないもの」があるのかもしれません。

この場所で暮らすように生業を営みながら、その「変わらないもの」の答えを見つけられたらいいなと思っています。