減築
多きな待合室となる母屋は明治39年にこの場所に移築されてきたそうです。
それから何度も暮らしの形に合わせ増改築されてきた痕跡が残されています。
さらに東日本大震災も経験し、素人の私が見ても傾き分かる程の傷みよう、いつ何が起きてもおかしくはない状態でした。
今回の改修では様々な観点から考慮し明治39年当時の寸法に戻すべく減築することとなりました。
本来の姿を取り戻し、母屋はとても慎ましくすっきりとした佇まいになりました。
そのプロポーションには愛らしさを感じずにはいられません。
身の丈にあった暮らし。そんな言葉を思い出します。
解体工事は 常陸大宮市小田野 高沢建設 さん。
温かなお人柄と丁寧な仕事。見習いたいです。ありがとうございました。
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