黒衣でありたい

小屋「小さな美容室」の外装の塗装が始まりました。
この風景の一部となり、互いを引き立て合えるような色とは何か。
何度も話し合いを重ね決定しました。
私はずっと黒衣(くろご)になりたいと思って生きてきました。
いや、こうありたいと思った存在があり、それを一言で表現するならば「黒衣」であると、ある日気づきました。
そうです。「見えない存在」として役者を助けたり小道具を渡したり、裏方となって影で舞台を支えるあの「黒衣」です。
お客さまが「日常」という舞台で自分らしく健やかに美しくいられる、その影の存在としてお手伝いできたら・・
気持ちをリセットして、少しだけ元気になって、「あした」に向かってもらえたら‥
黒衣として、そんな嬉しいことはありません。
『あしたのみんか』はそんなお客さまの舞台裏だと思っています。
黒衣の小屋・・黒小屋・・
という理由だけではありませんが、「小さな美容室」の外装は「黒色」。
『あしたのみんか』全体のカラーも「黒色」です。
建築士さん、塗装職人さんの表現する絶妙な「黒色」、楽しみにしていてくださいね。
「黒」という色に対するイメージ、マイナスに感じる方もいるかもしれません。
既存の物置小屋の横には桃の木があります。
建築工事が入る少し前、ある方のご厚意でその物置小屋を黒色に塗装していただきました。
黒色になる前の物置小屋はクリーム色でした。
春、新しく生まれたこの黒を背景に桃色が際立つように咲きはじめました。
黒色が植物の美しさを引き立たせています。
ある朝、光が射し、みずみずしく輝く桃色を見た時、「黒色の選択は間違いじゃなかった‥」と思わず胸が熱くなりました。
この写真はそんな朝に撮影した一枚です。
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