左官
「小さな美容室」の天井と壁に漆喰が施されました。
今回この漆喰の色や塗り方は、建築士さんと左官屋さんが打ち合わせや実験を重ねたことで生まれています。
畑や田んぼが広がるこの周辺環境に溶け込んでしまうかのように控えめで優しい色、それでいて確かな存在感。
朝陽、昼の光、薄曇り、そして夜には灯りを纏い、実に様々な表情を見せてくれています。
お客さまたち、どのシーンを好まれるのかな。
そんなお話をするのも楽しみです。
そう、忘れてはいけません。
『あしたのみんか』施設内のモルタルの床も左官職人さんが手がけています。
硬いはずのモルタルの優しく柔らかな丸み。
是非ご覧になってみてくださいね。
手仕事という共通点以外、全く違うと思っていた左官と美容師という仕事。
職人さんと仕事について話してみると、たくさんの共通点と共感がありました。
同じ作業を繰り返し続けてきたからこそ見えてくる、更に深い森のような技術の道。
どの手仕事だって、きっとみんな同じ。
あまり多くは語らない職人さん達のそんな話をいつかゆっくり聞いてみたいなと思う。